昭和初期の東京のモダンを味わう

昭和初期から戦争までの東京を舞台に描いた小説で建築本ではありません

小さいおうち1703
東京郊外に建った赤い三角屋根の家での女中さんの話 「小さいおうち」中島京子

丸窓のある応接間兼書斎、天井の黒い梁、サンルーム、玄関のステンドグラス・・・
モダンな家の描写は、ヴォーリズ設計の品のいい住宅を思い起こさせます
当時の東京の風景、レストラン、甘味屋などの風俗が時代の雰囲気を伝えます
事変から太平洋戦争へ緊迫した戦時にあっても人を思いやる気持ちは変わりません

読後は少し切なさが残ります (。-_-。)


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忍者が階段をよじ登る

滋賀県甲賀市といえば忍者の里です

JR貴生川駅階段忍者1702
JR貴生川駅の階段にも忍者がいました

下りているときには気づきませんできたが上るときに忍者も登っていました

こんな遊び心は楽しいもんです ( ̄ㇳ ̄).。o○


季節のない街

格差社会が貧困を生んでいるのは日本においても言えることです

季節のない街1701
黒澤明監督「とですかでん」の原作「季節のない街」山本周五郎 表紙画:畦地梅太郎

貧しい者たちが集まった街に暮らす一人ひとりの人生が語られます
「その日の糧を得るため生活に追われ」て「自分を偽ったりする暇も金もない」人たちです
虚栄、妬み、誹謗、貪欲に満ちた生々しい人間の姿です
貧困を生む現代社会では、こんな街は遠い昔のことではなく近くに実在するはず

そうした人たちの相談役の老人が希望の存在として描かれています (・'・;)


極寒の地・南極の建築

日本列島は週末、数年に一度の寒波が襲っていますが南極はそれどころじゃあない

LIXIL南極建築1701
LIXILギャラリー大阪で開催されている「南極建築1957-2016」

1957年に日本が初めて南極に開設した昭和基地からの建築が紹介されています
雪の吹き溜まり(スノードリフト)によって雪が溜まらない高床式の建物がつくられます
工事できる期間が短いため断熱材入りパネルをプレファブで建てます
近年では風の動きから生まれた流線型をした建物が建設されています

環境の厳しい地での建築は特に自然原理にあったつくりが必要になります (((゚ー゚;)))


江戸の長屋の人情を描く

講談か落語を聴くかのような小説があります

人情裏長屋1701
長屋ものを中心とした山本周五郎の短編集「人情裏長屋」

生き方が下手だけど誠実な素直な庶民の人たちが描かれています
人のやさしさが心に染み入り目頭が熱くなります

人間への愛情が詰まったほっとさせてくれる一遍です (*^.^*)


芸へのあくなき探究

芸を志すものにとって芸を極めることの悲しいまでの葛藤を描きます

虚空遍歴1612
まるで浄瑠璃の語りのような山本周五郎「虚空遍歴」(1966)は艶っぽい作品です

一時江戸で名声を得た浄瑠璃唄いの中藤冲也が真の浄瑠璃づくりに命を懸けます
実体験を語るため苦労のなかった環境から庶民の暮らしに入り酒におぼれ苦悩します
売れなくても自分の作品を極めるのか、責任を持つため金をもらうのか・・・
程度の差はあれ、建築も含めてモノをつくる者にとっては突きあたる問題です

主人公の極端な生き方は真似できないものの、その心構えは共感を覚えます (´_ゝ`)


三角形でつくった怪獣アート

建築家Tさんに誘われて彼の友人のプロダクトデザイナー美船安利さんの展覧会へ

美船安利ギャラリー1612美船安利ギャラリーがラモン1612
Yasutoshi Mifune イラスト展「三角形でなんとなく」 写真左がTさん、右が美船さん

三角形を組み合わせてウルトラシリーズの怪獣たちを描いていきます
同じウルトラマン世代にとって話が盛り上がります
どうやって作っているのか、ご本人から聴く話は面白い

本業とは違った美船安利さんの作品を面白く見せてもらいました (*^_^*)


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プロフィール

motoyuki majima

Author:motoyuki majima
真島元之/真島元之建築設計事務所
京都市生まれ
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