庇を深く持ち出す

土居町のゲストハウスでは掃きだし窓から出れる縁側の上部に庇を設けます

Ino庇1511
庇の下地になる構造用合板を櫛型に取り付けています

柱を設けず本体より持ち出しで庇を深く出します
垂れてこないよう所どころにアングルを設けて補強しています

柱を設けないことで室内から眺める景色は縁側から続く庭がスカッと広がります


昭和の星がひとつ消える

昭和の大横綱・北の湖さんが亡くなられた

北の湖訃報1511
今まで見た力士の中でおそらく最も強かったと思う

子どものころ大好きだった小柄な大関・貴ノ花が北の湖に勝つと喜んだものです
判官びいきの観客にとっては笑顔を見せない強すぎる横綱はヒールになります
勝負の世界ゆえ敗者に手を貸すのはかえって失礼と考えていた真のアスリートでした
引退されてからは角界の不祥事から再生、人気回復に尽力され人望がありました

現役時代の心技体を供えた正々堂々とした勝負への姿勢は引退後も同じでした


有常無常

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。 鴨長明「方丈記」

八坂の塔夕景1511
夕暮れに浮かぶ八坂の塔のシルエット

京都は戦や災害によって焼け破壊されそして再建されてきました
その度ごとに人の営みは変るものの自然がつくる風景は変ることはありません

宇宙の中では人はちっぽけな存在に感じます


いまだ紙媒体派

毎年新しく刷るメーカーのカタログは紙の節約もあってデジタル化しています

カタログ1511
分厚いカタログを広げると机の上はすぐいっぱいですが慣れもあって扱いやすい

デジタルカタログしかないとPC上でページをめくるが欲している商品が見つからない
モノが決まっていればデジタルカタログから図面や写真を引っ張ってこれます
カタログ本では何気に探していて別のものに目が行ったり選択肢が広がるのがいい
ひとつのモノから見るのか全体的かはウェブニュースに対する新聞に似ています

2つのカタログそれぞれいいところを使い分けしていますがいまだ紙媒体派です


激動の世の方丈記

平安末期に起こった災害を書き留めたのが鴨長明(1155-1216)の方丈記です

マンガ方丈記1511
マンガ古典文学「方丈記」 水木しげる 漫画の後に巻末の原文を読むと分かりやすい

都は大火、辻風、飢饉、大地震、疫病、政治の争い事に見舞われていました
この世の災害に無常を抱き都から山中へ小さな庵での一人暮らしに平穏を見出します
孤独な暮らしを続けながら山に住む子どもとの温かいふれあいが後半に描かれます
自身は隠遁を選んだが次代を担う無垢な子どもに希望を求めているように思えます

現代も激動の世、無常を感じて生きるのか否か問われているようです


建具の再利用

土居町のリフォーム現場では建具が入りました

Ino欄間再利用1511
寝室と隣の和室を仕切る壁の上部に欄間窓を設けました

この欄間窓は解体前の住まいの書院窓に使われていたものの再利用です
写真下の組子細工の美しい障子が場所を変えて生まれ変わりました
洗いにかけると長年の黒ずみは消え本来の木の表情を取り戻しました
紙を貼り替えた障子は両側に引いて開けることができるので通風にも役立ちます

ベッドに横になって毎日見るところに思い出を残せました


変化するキューバ

2014年キューバと米国の国交正常化が発表されました

チェ・ゲバラ1511
チェの理想と現実が見える「チェ・ゲバラ 旅、キューバ革命、ボリビア」伊高浩昭 著

医学生チェは旅で植民地時代からの大国の搾取、貧富の差を目にし革命家になります
南米さらには世界中の民族主義国家設立のため信念のもと闘い続けました
キューバ革命後来日の際広島を訪れ原爆投下に悲しみ怒り広島の惨事に心痛めます
と同時に米国に怒らない従属する日本に民族的誇りが失われていることを感じます

民族的に自立する国を目指したチェの思いが生きる新しいキューバを見てみたいです


カレンダー
10 | 2015/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
プロフィール

motoyuki majima

Author:motoyuki majima
真島元之/真島元之建築設計事務所
京都市生まれ
HP topへ

フリーエリア
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント